書物設計ゼミ旅行(9/5-6)

大変遅くなりましたが、9月5、6日のゼミ旅行での写真を掲載します。

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平出隆『伊良子清白』 署名入り再版本の特別販売

《伊良子清白の家》オープン記念として、IAAを通して、再版されたばかりの『伊良子清白』(新潮社)が特別価格で入手できます。

http://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/iaa/article.php?id=212

伊良子清白邸 開館

7月23日(木)「漂泊の詩人 伊良子清白の家」が開館しました。

雨天にもかかわらず大勢の人に集まっていただき、盛大に開館セレモニーが行われ、木田鳥羽市市長や平出隆先生によるテープカットと展示解説、地元中学生(鳥羽少年探偵団員)による清白の詩の朗読などが行われました。

伊良子清白の家(鳥羽マリンパーク)の場所はこちらの地図をご覧下さい。
http://www.city.toba.mie.jp/kanko/map/H20map-shigaichi.pdfc>

(Yusuke Omuro)

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2009/2/15 第5回《野外をゆく詩学》研究会

子規庵研究 「字余り十句集」「夏の部」 (朴文順)                                      棟方志功 「鐘渓頌」の身体装飾 (石倉敏明)                                         川崎長太郎 海辺の小屋とバシュラ-ル「蝋燭の焔」 (大室佑介)                                 ホイットマン”Passage to India” (宮田浩介)                                              《フィールド・ミュージアム・ネット》の理論と実践Ⅰ 家の宇宙論の方へ (平出隆)
参加者

舞踏家 中嶋夏                                                            子規庵保存会 釜田初音                                                         白水社 和気元                                                            芸術人類学研究所 所員 平出隆                                         
多摩美術大学卒業生 谷崎加奈                                                 多摩美術大学卒業生 須山悠里
芸術人類学研究所 副手 石倉敏明                                                芸術人類学研究所 特別研究員 大室佑介
芸術人類学研究所 特別研究員 宮田浩介
芸術人類学研究所 特別研究員 宮本飛鳥 
芸術人類学研究所 特別研究員 朴文順

以上11名(順不同)

於 四谷ひろば コミュニティ・ルーム5

伊良子清白邸 移築過程

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2008/6 旧伊良子清白邸 解体前(三重県大台町)

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2008/12 旧伊良子清白邸 内部解体

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2009/1 旧伊良子清白邸 外部解体

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2008/12 旧伊良子清白邸 基礎打設(三重県鳥羽市)

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2009/1 旧伊良子清白邸 骨組工事

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2009/2 旧伊良子清白邸 外装工事

(Yusuke Omuro)

小田原調査2 だるま食堂~物置小屋跡地

 「だるま」を出て海に向かってしばらく歩くと、駅から続く街並みからは一風変わった「お休み処」という看板のかかった古い建物のある道にぶつかる。この辺りまで来ると排気ガスの臭いに混じって、潮の匂いが風に乗ってやってくるのがわかる。左手に伸びる道を見渡すと、かつて海辺の町として栄えていた名残からか、近代的な店の中にいくつかのカマボコ屋や土産物屋が混じっている。川崎長太郎の実家ではカマボコ屋を営んでいたため、当時の趣が残る古びたカマボコ屋を見かけると自然と気持ちが昂ってくる。imgp0015.JPGimgp0014.JPG

 小さな商店街を百メートル程歩き右に曲がる。 人通りの少ない住宅地の小さな交差路に「川崎長太郎 小屋跡」と書かれた石碑がポツンと建っている。 碑には「抹香町」から抜き出した一節と作家の略歴が彫り込まれている。周辺に目をやるが、かつての面影らしきものはほとんど残っていない。かろうじて「防波堤」と「海岸へおりるコンクリートでかためた橋ともつかないもの」が半分崩れた状態で残っているだけで、物置小屋のあった場所には数軒の家が建てられ、imgp0018.JPG海への眺望は巨大な高架道路に遮られている。もしこの場所に物置小屋を復元したとしても、以前のものとは意味のかけ離れたものになってしまうだろう、と場所の現状に失望しながら高架道路下のトンネルをくぐって海に出る。

 そこにはつい先ほど目にした物置小屋跡地の現実とは異なり「海の眺望、これがなによりのものである」imgp0030.JPGという川崎長太郎の言葉通りの光景が広がる。南からの陽射しを浴びてきらきらと輝く海面。わずかに湾曲しながら左右に広がる水平線をぼんやり眺めていると、少しばかり希望が湧いてくる。(小田原調査3へ続く) (Yusuke Omuro)

小田原調査1 小田原~だるま食堂

 新宿から電車で一時間ほどの神奈川県・小田原。小田急線とJR線が乗り入れる小田原駅の東口に出て、右手方面にある観光名所の小田原城址公園を目指さずに道なりに直進する。幅の広い目抜き通りには車やバスが走り、何軒かの土産物屋が並んでいるが、歩く人はまばらで観光客らしい人はあまり見受けられない。

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 海からの風を受けながら7、8分歩いていくと、左手に歴史を感じさせる大きめの日本建築が見えてくる。そこが、川崎長太郎が足繁く通った「だるま食堂」である。旅館のような店構えと奥行きのある建物の前には、昼時になると沢山の観光客・常連客で列ができる。道の反対側や、隣の駐車場から「だるま」の写真を撮っている人もいる。

 店の前でしばらく待ってから中に入る。外観だけでなく内部も広く立派で、高い天井には格子状の細工が施されている。川崎作品に出てくる「だるま」のイメージとは大きく異なるが、小説を読み返してみると特に「だるま」の詳細な情報が書かれていないので、自身が勝手に「ボロ食堂」のイメージを作り上げてしまっていたのだろう、と反省する。店に入ると、一階のテーブル席へ案内される。慌ただしく動き回る給仕は全て女性で、若い人も数人混じっている。品書きを見ると定食、寿司、天丼、一品物、酒類が書かれている。どれも普通の定食屋のものより少し割高であるが、店の雰囲気と新鮮な魚介類を見れば納得の値段である。

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 ちらし寿司には普通の「ちらし」と「特ちらし」の二種類あり、特ちらしと冷酒、板わさを注文する。待ちながら隣に座る年配の常連客らしき人に目をやると、新聞片手に天丼をほおばっている。タレの染みた衣をまとった海老の尻尾が丼からはみ出していて、実に旨そうに見える。川崎長太郎がちらしではなく天丼を食べていたならば、間違いなくそちらを注文したことだろう。ばたばたと持ってきた特ちらしは酢飯と上物が分かれて盛られている。想像していた丼型のものとは違う。普通の「ちらし」は丼型なのか、またも勝手に丼型をイメージしていただけなのか、と思いを巡らしながら冷酒とちらしを交互に食す。(小田原調査2へ続く) (Yusuke Omuro)

2009/1/26 第4回《野外をゆく詩学》研究会

伊良子清白 診療所の家 展示について(平出隆)                                        バシュラール「空間の詩学」と川崎長太郎 海辺の小屋の構造 (大室佑介)                                   樹齢600年の欅について (矢田部英正) 

                                                     
参加者

舞踏家 中嶋夏
武蔵野身体研究所 矢田部英正
芸術人類学研究所 所員 平出隆                                                         芸術人類学研究所 特別研究員 大室佑介                                                  芸術人類学研究所 特別研究員 宮田浩介
芸術人類学研究所 副手 石倉敏明
芸術人類学研究所 特別研究員 朴文順

 

以上7名(順不同)

於 四谷ひろば コミュニティ・ルーム4

2008/12/15 第3回《野外をゆく詩学》研究会

第1部 子規庵研究 郵便回覧方式「月次十句集」について(平出隆)
     子規庵研究 「字余り十句集」参加者略歴と「春の部」(朴文順)
第2部 宮本飛鳥”Internal Awareness of Heritage Value”紹介(宮田浩介)
   「不在」の展示(大室佑介)

参加者は上記4名と
子規庵保存会 釜田初音
シドニー大学 日本研究科 クレアモント康子
川村記念美術館 赤松祐樹
新潮社 新潮 松倉(富崎)裕子 
武蔵野身体研究所 矢田部英正
武蔵野身体研究所 矢田部祥子
朝日新聞社 週刊百科 石田佳子
芸術人類学研究所 天野移山
芸術人類学研究所 石倉敏明
芸術人類学研究所 大淵靖子

以上14名(順不同)

於 四谷ひろば コミュニティ・ルーム4

2008/11/17 第2回《野外をゆく詩学》研究会

第一部 子規庵研究 「字余り十句集」調査(朴文順)
第二部 伊良子清白邸の二度の移築について(平出隆)
    ヴィルヘルム・ハンマースホイ《白い扉、あるいは開いた扉》について(平出隆)
    川崎長太郎の物置小屋再建について(大室佑介)
    FMNの概念ーー模型とウェブと紙とフィールド(宮田浩介)
    福光時代の棟方志功ーー瞞着川版画を中心に(石倉敏明)

参加者は上記5名と
子規庵保存会 平岡智恵子
子規庵保存会 さいとうなおこ
子規庵保存会 釜田初音
メディア戦略研究所 千秋健
武蔵野身体研究所 矢田部英正
武蔵野身体研究所 矢田部祥子
NTT出版 小船井健一郎 
神奈川近代文学館 野見山陽子
一橋大学如水会 野村由美
朝日新聞社週刊百科 石田佳子
多摩美術大学卒業生 谷崎加奈
鳥羽市教育委員会 豊田祥三
特別研究員 大淵靖子
研究所スタッフ 大澤紗蓉子

以上19名(順不同)

於 四谷ひろば コミュニティ・ルーム4